ARCHIVES

COOKPOT 「なぜこの本はクックポットと呼ばれ、フルクサスとは呼ばれないのか。」 by Barbara Moore

構成:村井啓哲、菅谷 幸

10月20日(土)午後5時〜 参加費:3,000-

2000年から始めた”FLUXUS INTERPRETERS”のシリーズ も 12 回 目 を 迎 え ま す 。 今 回 は バ ー バ ラ • ム ー ア が 編集発行した料理本「COOKPOT」に焦点をあてます。バーバラはフルクサスの活動を常に後方から支援していた人物であり、ディック・ヒギンズによる出版社サムシングエルス•プレスの編集者でもありました。

「COOKPOT」はフルクサスのメンバーや彼女の幅広い人脈から集められた、世界各地の魅力的でヘルシーなレ シ ピ 5 0 余 点 を ジ ョ ー ジ ・ マ チ ュ ー ナ ス の デ ザ イ ン で大小のカードを瓶に収め、サムシングエルス・プレスから発行される予定でした。ところが1964年、K・シュトックハウゼンのシアター・ピース作品「オリギナーレ」(1961)のニューヨーク上演を巡って、フルクサスは分裂の危機を迎え「COOKPOT」の出版計画も宙に浮いてしまいます。一冊の本としてReFlux Editionから刊行されたのは、それから 20 年後の 1985 年のことでした。

今回の企画は二部構成で進めます。第一部ではいくつかの料理を「COOKPOT」のレシピから選び、解説を加 えつつ会場で実際につくります。日本語訳レシピも配布する予定です。第二部では出来上がった料理を試食し ながら、バーバラ・ムーアについて、シュトックハウゼ ンの「オリギナーレ」について、またマチューナスが考え たフルクサスの理念と現実との摩擦......等々について、 映像資料も流しつつ、靉嘔さんにお話を伺いたいと考 えています。


バーバラ • ムーア:60 年代ニューヨークの前衛アートシーンを記録し続けたピーター •ムーアのパートナーであると共に、1960 年代から80 年代にかけての前衛芸術を専門とする美術史家、ライター、稀覯本のディーラー。ディック•ヒギンズが主催したサムシングエルス•プレスの初代編集者を勤めた。19 6 4 年 か ら 19 7 8 年 ま で フ ル ク サ ス の 創 始 者 ジ ョ ー ジ • マチューナスと密接に関係していた彼女は、マチューナスの死後、彼の遺志を継ぐべく1980年にReFlux Editionを立ち上げ、フルクサスの普及に努めた。

IMG_8048
  • AY-O
  • IMG_8062
  • book