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ドリーム・フラグメント 夢のかけら

田名網敬一

11月 16日 - 12 月10日

この度ギャラリー360°では田名網敬一「DREAM FRAGMENT」を11月16日(水)より開催します。


2012年に田名網が1968~'70年にかけて制作したコラージュ作品と未完成の作品、そしてそれらの作品に使用した素材の印刷物が倉庫の中で発見されました。
スタジオに持ち帰った田名網は1点1点検品しながら、剥がれてしまっているものは再度糊付をし、破れた箇所は持ち帰った素材の中から選び、貼り直し、修復作業を3年間かけて行いました。

倉庫の片隅に眠ったままになっていた未完の作品が、40年以上の時を経て再び田名網の手を経て完全な作品に仕上げられ、蘇りました。子どもの頃に見た記憶や夢の破片を繋ぎ合わせるような作業は田名網にとって、時空を超えた空想の世界に遊ぶような時間の体験だったことでしょう。今回はこれらの作品の中から24点を選び、展示します。


この展覧会に併せ、作品集「DREAM FRAGMENT」と「FRAGRANCE OF KOGIKU」がele-king books (Pヴァイン)より刊行されます。

皆様のご来廊をお待ちしております。


<プロフィール>
武蔵野美術大学卒業。1991 年より京都造形芸術大学教授。1960 年代からメディアやジャンルの境界を横断して、アニメーション、実験映画そして絵画、立体作品まで幅広く手掛け、現代の可変的なアーティスト像の先駆者として世界中の若いアーティストたちに大きな影響を与えている。特に、アンディ・ウォーホルとの出会いに触発され、現在に至るまで「編集」というデザインの方法論を用いながら、「アートとデザイン」、「アートと商品」、「日常と美の関係」といった今日の現代美術が抱える主要な問題に対して実験的な挑戦を試み続けている。
 2015 年、アメリカとイギリスで開かれた二つの大規模な展覧会に招待され、ようやくその重要性が本格的に認められる。
 アメリカで開催された「International Pop」展は、ミネアポリスにある現代美術館、ウォーカー・アート・センターが主催し、その後、ダラス美術館、フィラデルフィア美術館へと巡回したポップ・アートの大回顧展で、ウォーホルやリキテンシュタイン、ジャスパー・ジョーンズらの歴史的傑作とともに、田名網が1960 年代半ばから70 年代半ばにかけて制作した十数点ものコラージュ作品が展示された。また、ロンドンのテート・モダンで開かれた「The World Goes Pop」展では、田名網が70 年代に制作した2 本のアニメーション作品《COMMERCIAL WAR》(1971 年)と《CRAYON ANGEL》(1975 年)が展示され、ポップ・アートの英米以外への影響を示す作品として高い評価を得た。
 2015 年から16 年を振り返ってみるだけでも、「Collages」展(2015 年、Corbett vs.Dempsey、シカゴ)、「空中回廊(1975‒1993)」展(2015 年、NANZUKA、東京)、「Visible Darkness, Invisible Darkness」展(2016年、Sikkema Jenkins & Co.、ニューヨーク)、「New Paintings」展(2016 年、Karma International、チューリッヒ)などの個展をこなし、「Unorthodox」展(2015~16 年、ジューイッシュ・ミュージアム、ニューヨーク)、「Passion:Fan Behavior and Art」展(2015~16年に巡回:クンストラーハウス・ベタニエン、ベルリン/クンストハウス・ニュルンベルク/ルートヴィヒ現代美術館、ブタペスト)、「MYSTIFIERS」展(2016 年、国立現代美術センター、モスクワ)など、世界各地の美術館の展覧会に新旧の作品が招待された。
 また、ここ数年、ニューヨーク近代美術館[MoMA]、ウォーカー・アート・センター(ミネアポリス)、シカゴ美術館、M+(香港)、ナショナル・ポートレート・ギャラリー(ワシントン)、ハンブルガー・バーンホフ現代美術館(ベルリン)といった名だたる著名美術館が、新たに田名網作品の収蔵を決めている。今年10月スイスのジュネーブで開催された国際アニメーション映画祭で「笑う蜘蛛」が審査員特別賞を受賞している。

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