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オノ・ヨーコ「縦の記憶」
10月2日(火) — 31日(水)
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「縦の記憶」は、オノ・ヨーコによる“コンセプチュアル・フォトグラフィー”シリーズの一作で、1997年にデンマーク・コペンハーゲンのフォトグラフィック・センターで初めて発表され、その後ヨーロッパ数都市を巡回しました。本展が日本での初公開となります。
このシリーズでオノは、写真というメディアとの対話を試みています。「縦の記憶」は、21枚の同一のポートレートと、21枚の異なるテキストで構成されています。ポートレートは、オノの父・夫・息子の顔写真をコンピューターに取り込み、合成して制作された横に揺らぐ一人の男性像です。テキストは、思い出、記憶、あるいは真実と虚構が入り混じるごく短い散文で、オノ自身の手書きによってカードに記されています。
<内容>
「縦の記憶」ーコンピューター・グラフィックスで制作された男性の顔(オフセット印刷のカード21点)と、シルクスクリーン刷りのテキストカード21点(アーティスト直筆日本語版)を1組とし、ギャラリー内にインスタレーションとして展示した。
<マルチプル>
縦の記憶
21枚のオフセット(イメージ)+21枚のシルクスクリーン(テキスト)、タイトルページ、奥付をセットにし、青い布貼りケースに収納。
シートサイズ:120 × 205 mm
81部限定、サインと限定番号入。
<印刷物>
案内状(オフセット印刷)/ポストカードサイズ
<展覧会ポスター>
紙にオフセット印刷、515 × 363 mm
限定75部(一部にサイン入)