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フランツエアハルド・ヴァルター Franz Erhard Walther

1939年 ドイツ フルダ生まれ

50年代後半から活動を開始。キャンバス地を素材にした彫刻作品を制作し、初期はその作品と身体の係わりを追求するパフォーマンスなどを積極的に行った。通常は絵画の素材として用いられるキャンバス地を、あえて彫刻作品に使用し、柔らかな彫刻を制作したヴァルターの作品は他に類を見ない。初期のオルデンバーグのソフト・スカルプチャーとは全く違い、ミニマルで空間的な作品は、アーティストたちからの評価が高い。80年代に入ると教育者としての活動に力を入れるようになる。
2017年 ベネツィア・ビエンナーレで金獅子賞受賞。

360°は、2000年にヴァルターとマルチプルを制作。50年代のパフォーマンスの記録写真から20点を選び、オフセット印刷し、箱に収めたボックス・エディションを作りました。このエディションのために、ヴァルターは9つのテキストを書き、それらは一枚づつカードに印刷し、彼が彫刻作品に使用する5色の布と共に一緒にボックスに収めました。布は一枚一枚ミシンが掛けられ、その縫い方はヴァルターから指示された方法で縫われています。100部限定、サイン入。