EDITIONS
ローレンス・ウィナー
LW-02 : 人生という能狂言の為の舞台美術
1995年
ミュージアムボードにシルクスクリーン刷、ポップアップ、アクリルのケース
200x200x29mm
50部限定、サインと限定番号
150,000-
1995年、日本に初来日したウィナーが記念に制作したマルチプルは、日本の伝統芸能である狂言をテーマにしました。能と同様に猿楽から発展した狂言は、シンプルで最小限の舞台で演じられる猿楽の滑稽味を洗練させた笑劇です。ウィナーは、狂言の舞台を人間の人生の舞台として捉え、生きてゆく上で必要不可欠な4つのものとして、りんご、たまご、塩、こしょうを舞台美術のように配置しました。また左隅の黒い四角い枠は神聖な場所を意味し,人間には日常生活を維持するために必要な物質と同様に,精神的なものを必要であるということを表現しています。