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オノ・ヨーコ「ひらけ」
11月6日(月) — 25日(土)
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オノ・ヨーコは、ニューヨークを拠点に精力的な活動を続ける、フルクサス運動およびコンセプチュアル・アートの中心的アーティストです。今回ギャラリー360°では、参加型の新作インスタレーション《OPEN/ひらけ》を発表いたします。
本展でオノは、作品タイトルである「オープン」を観客の手によって“完成”させることを呼びかけます。
会場には、1900 年代初頭の東京の大きな地図と現代の地図が壁に展示され、英語と日本語の「OPEN/ひらく」のゴム印が糸で吊るされています。来場者はそれらの地図に自由にスタンプを押すことができます。また別の壁面にはパネルが設置され、観客は「OPEN/ひらけ」に対する自身の考えや思いを書き込むことができます。
この作品には、都市の通りや広場は、人体の皮膚の下を走る静脈や血管のようなものだというオノの考えが反映されています。「OPEN/ひらけ」というコンセプトに付随する多様な比喩的意味は、コミュニケーションを促し、過去の痛みを記憶しつつも、それを処理し、癒しや回復へ向かうための契機となるよう意図されています。
オノから寄せられたメッセージは、「いまこそ、お互いがオープンになるとき」です。
〈内容〉インタラクティブ・アート
100 年前の東京の地図を展示し、脇に用意された言葉のスタンプを、観客が思い思いの場所に押していく作品。
〈マルチプル〉
《ひらけ》:1900 年初頭の東京の復刻版地図(36 分割)が入ったからくり箱。木製、80 × 80 × 80 mm、限定 32 部、サインとエディション番号入り。
《ひらけ — ジョン・レノンのための》:内部に 2 つの鈴が入ったステンレススティールのからくり箱。内部に刻印あり。70 × 70 × 70 mm、限定 15 部、サインとエディション番号入り。
〈印刷物〉折り畳み印刷物(オフセット両面刷、スタンプ)。
〈展覧会ポスター〉再生紙にシルクスクリーン印刷。728 × 515 mm、限定 100 部。