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Re-Flux Concert フルクサス離婚式

村井啓哲、高橋貴子

8月12日(金) 19:00-

今回のRe-Flux Concertのメインの作品はフルクサス離婚式/日本版です。
実際に離婚するカップルが演奏します。


<演目>
■ベン・ボーティエ:指令 1964
一人の指揮者が舞台場のテーブルにつき、観客席にいる20人の演奏者に「起きろ」「走れ」「飛べ」といった指令を出す。観客は自由に参加出来る。

■ジョージ・ブレクト:弦楽四重奏 1962
握手

■ジョフリー・ヘンドリックス:日本のためのフルクサス離婚式「および改名」/村井と貴子のために 2011

ヘンドリックスが60年代に離婚した際に行ったパフォーマンスをもとに、日本版を行った。
オリジナルの作品は、ヘンドリクス夫妻が結婚生活をおくっていた時に使用していたすべてのものを半分にするといった内容。東京で離婚式をする村井と貴子にあわせ、インストラクションはヘンドリックスが一部手を加え、彼らのための新しいものを作成。これを村井と貴子がパフォーム。

■ジョージ・マチューナス:アドリアーノ・オリベッティを悼んで 
演奏者はそれぞれレジスターの印字済みのロール紙から数字を選ぶ。演奏者は自分の数字が行に現れる度、ある行為を行う。各行はメトロノームの拍子で示され、それぞれの数字が現れる際に取りうる行動としては、
1 山高帽を持ち上げ、または下げる
2 口、唇、舌の音
3 傘を開き、閉じる、など



日本のためのフルクサス離婚式 [および改名]総譜 村井と貴子のために
ジョフリー・ヘンドリックス 2011

家の分割:私たちは有刺鉄線、段ボール箱の壁、風船の壁、黒い樹脂の壁、ブリキ缶の壁で部屋を分割し、厚紙の型(テンプレート)はトイレを分割、垂直の板は正面の戸口を分割、黒い樹脂の幕は裏庭を分割しました。玄関には、また他の場所にも標識を付けました:一方に(BICI)*, 他方に(GEOFF)* *は訳者による補足

部屋の分割に付随して、あなたはゲストが経路を見つける為の迷路か迷宮を家の中に設け、ささやかな冗談と驚きを伴いながら他所へと導くこともできます。半分に切断するための紙の仕切りを設けることも出来ます。

分離:我々は背中同士が縫い合わされた冬のコートを着て、夏(六月)ではありましたが、裏庭において私たちそれぞれに縄が結びつけられ、男性全員が私の縄をひき、女性全員がBICI/NYEの縄をひいて、私たちは分離したのです。

財産分離:私たちは婚礼衣装を半分に切断し、私はネクタイ、BICI/NYEはウエディング・ドレスを半分に切断しました。そして私たちはダブルベットのマットレスを半分に切断し、シーツを半分に切断し、電動ノコギリでベットの台も半分に切断しました。また私たちは断裁機で婚姻証明書を半分にし、私たち二人に宛てたいくつかの便りも同様にしました。私が斧で半分に叩き割った藤のラブシートもありました。

改名:これらの行動の最後に、あなた方は旧姓が書かれた鉢巻きを巻き、逆立ちして新たな姓が書かれた札を足の間に下げることが出来ます。(私の逆立ちの絵はがきをご参照ください)

そして最後の祝宴:私たちはフルクサスの離婚式において、ケーキを食べたりしたでしょうか?もちろんです。あなたは家の形をしたケーキをまたもや半分に切断し、皆さんはそれぞれ自らのために取り分けることができます。あるいは二つの部分がある伝統的な皿の一方を受け取ったゲストは、他方を見つけ出さなければなりません。食べ物の分割に関しては、他にもたくさんの考え方がるように思います。

Geoffrey Hendricks, 2011

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