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G.A. カベリーニ

G.A. カベリーニ

7月2日(火)ー27日(土)

世界中のメールアーティストたちと郵便のシステムを利用し、直接メール(作品)の交換を行えるメールアートは、60年代から活発に行われるようになりました。現在も世界中のメールアーティストたちがネットワークを作り、メールの交換を行っています。歴史的にはギルバート&ジョージが行った’ピンクエレファント’や’レッドボクサー’といったタイトルの案内状によるパフォーマンスや、河原温の目覚めた時間を絵はがきにスタンプし、送り続ける‘I GOT UP…'シリーズなどが有名ですが、生涯を通じて徹底したメール・アートを行ったという点では、1914年イタリアに生まれたカベリーニの他にはいないでしょう。
カベリーニのメールアートの特徴は世界中のアーティストや友人、ファンから送られてくる膨大な量の郵便物に、自身が制作したステッカーや切手型シールなどをコラージュし、メッセージを書き込んだ後、それを送り主に返送するという点です。郵便というシステムを利用した、一種のコラボレーション作品が出来上がるわけです。カベリーニは’1914ー2014’を自身の活動(人生)の期間と掲げ、精力的にメールアートや各国でのパフォーマンス活動を行いましたが、残念ながら1990年にその生涯を閉じました。日本には1986年10月に来日し、大阪の阪急デパートと品川の原美術館でパフォーマンスと作品展が開催されました。
今回の展示は1983年から87年にかけて360°に送られて来たメールアートの作品を展示します。また、期間中の毎週土曜日「天才の生活のある一日/ニューヨークのカベリーニ」というタイトルのビデオの上映を行います。

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