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小杉 武久「Catch-Wave」

9月22日(月)

1997年

実験音楽の第一人者、小杉武久のソロ•パフォーマンスです。「Catch-Wave」は70年代の代表作で、1967年にニューヨークで初演された「Mano-Dharma, electronic」が原点です。この時は、天井から吊るした複数のラジオ送信機と受信機間に生じる電波の干渉現象(ビート音)を室内の気流の動きによって、音の変化に繋げるインスタレーション的な演奏を行ないました。この電波などの波動(wave)をキャッチし、音に作用させるというコンセプトに発展させたものが「Catch-Wave」です。

今回は1974年のコンサート•シリーズ「Catch-Wave '74/Mano-Dharma, electronic」に近いセッティングで、当時の演奏を再現します。演奏は波の映像をバックに、ヴァイオリン、声、電子音に電子音的なエコーを付加し、電子の波に乗せることで空間に行き交う音のうねりと移動感を作り出します。

撮影:大村雄一郎

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