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ネオ・ダダの記録「ホワイトハウスを中心に」

石松健男

9月4日(月)ー30日(土)

8月のジャパン・ポップに続き、9月は前衛アーティスト集団「ネオ・ダダ・オルガナイザー」の活動を記録し続けた写真家石松健男の写真を中心とした資料展を行います。
1960年4月に旗揚げされたこのグループは、大分出身の吉村益信を中心に、モヒカン刈りでボクシング・ペインティングの篠原有司男、後にハイレッド・センターとして活動する赤瀬川原平ら9人のメンバーで構成されており、画廊でのグループ展の他、街頭や公園、海岸などでパフォーマンスなどの活動を行った。銀座の街中をメンバーたちが様々な扮装で練り歩く街頭パフォーマンスは特に有名で、後の印刷物にもよく紹介され、我々の眼に触れるものの1つである。その活動はギャラリーで作品を発表するといった従来の作家たちの活動の枠を越え、エネルギッシュで過激で反芸術的な前衛活動だった。この集団の中心的な活動の場が、当時新宿に磯崎新設計で建てられた吉村益信のアトリエ「ホワイトハウス」である。1957年に完成したこのアトリエはネオ・ダダのアーティストたちのサロン的な役割を果たし、瀧口修造や丹下健三、または若い女の子のファンたちなど、様々な人々で夜な夜な溢れかえり、何か新しいことを求めるエネルギーで充満していた。そんな熱気がレンズを通して伝わってくる、40年も前のムーブメントとは思えない程、新鮮に感じられる。

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